- 2025/03/13公開
皆さん、こんにちは。
全国的な悪天候時には八ヶ岳にも雪が降っていますが、全体的に降雪量は少なく暖かい日の多い八ヶ岳です!
さて今月は「八ヶ岳」の名称で呼ばれている「八ヶ岳連峰」についてのブログを書きたいと思います。
先日お客様から「八ヶ岳って八つの山のことですよね?」と質問をされました。
八ヶ岳は「8つの山々の総称」、そんな風に思っている方は意外と多いと思いますが、
実は南北に連なる長野県と山梨県の両県に跨った20程度の山々の総称で「八ヶ岳連峰」と呼ばれます。
八ヶ岳連峰は夏沢峠を境に北八ヶ岳と南八ヶ岳に分けられ両者の雰囲気は全く違うように見えます。南はとんがっていて、北はなだらか、そんなイメージでとらえて頂けるとわかり易いもしれません。ひょっとしたら北八ヶ岳を「八ヶ岳」としてイメージする方は少ないのかもしれませんが八千穂高原や白駒池、意外なところでは蓼科山も八ヶ岳連峰なのです。
八ヶ岳は角度により見える山々が異なり、その表情も変わります。
特に南八ヶ岳は雄々しいといいますか、端的に言えば「カッコいい」と個人的には思っています。
なので今回は南八ヶ岳がきれいに見えるスポットから、どんな山が見えているのか写真でご説明したいと思います。
=====
【平山郁夫ロードから見た八ヶ岳】
八ヶ岳連峰を真南から望み、一番スッキリと横幅が短く見えます。左に編笠山、右には三ツ頭が位置しておりその間に白い3つの山頂が見えます。左から西ギボシ、東ギボシ、権現岳となります。権現岳は見る角度で表情がものすごく変わるので個人的に好きな山です。権現岳は山頂から南アルプスがきれいに見えるのも好きな点です。
【長坂駅周辺から見た八ヶ岳】
少し遠めから八ヶ岳を見るのでギボシと権現岳がハッキリとわかります。三ツ頭山頂の右下に真っ白な山頂が見えますが、これが八ヶ岳連峰最高峰の赤岳です。赤岳の山頂だけがひょっこり顔を出しているのが何とも言えず可愛らしいですね。
【八ケ岳高原大橋駐車場から見た八ヶ岳】
左に三ツ頭、その右の白く切り立った山が権現岳です。右側の山頂がポコッとした白い山が赤岳、赤岳の左側には阿弥陀岳も見えます。赤岳の右側にある少し低い山の尾根に沿って上側の白い部分だけ細長く見えるのが横岳です。
【清泉寮から見た八ヶ岳】
正面に見えるのは三ツ頭と権現岳、右の木に隠れてしまっているのが阿弥陀岳と赤岳です。清泉寮からは権現岳と赤岳の間のキレット(山の尾根のくぼんだ部分(鞍部)の特にV字状態に深く切れ込んだ場所のこと)がよく見えるためか、特に冬は権現岳が一番雄々しくみえますね。
【東沢大橋展望デッキから見た八ヶ岳】
なだらかな感じで八ヶ岳連峰の上部が見える場所です。左から前三ツ頭、三ツ頭、権現岳と連なり、赤岳は隠れてしまっています。橋が真っ赤で写真としてはきれいなのですが、橋がクローズアップされているためか八ヶ岳はあまり魅力的に見えないのが残念です。
【レインボーライン南・大泉支所北のニチレイ前】
この場所は緑の時期に見るのが非常に良い場所なのですが、編笠山、三ツ頭、赤岳がしっかりと見えます。八ヶ岳と聞くと「キャンプ」「林間学校」のイメージをお持ちの方も多いと思いますが、夏の時期にここから見る八ヶ岳は「キャンプ」「林間学校」を強くイメージさせてくれます。
=====
今回は南側から見た八ヶ岳の写真でしたが、茅野方面の西側から見るとまた全然違った表情があります。今回は空が曇っていて撮れなかったのですが、野辺山方面の東側から見る八ヶ岳も茅野方面から見るのと同様に南北に長く、八ヶ岳連峰が一望できますのでおススメです。
野辺山方面に行く機会がございましたら宇宙電波観測所の南側、八ヶ岳スケッチライン沿いにある平沢峠の獅子岩駐車場からは、八ヶ岳連峰がきれいに見えますので是非行ってみてください。