40代でスタート"週末・田舎暮らし" ―梅本様の八ヶ岳暮らし―
日常生活は仕事場の近くに賃貸で。八ヶ岳の家が本来の自宅です
HONKAアウリンコをお建てになった、梅本さんご夫妻をお尋ねしました。
お二人ともまだ若く、40歳代前半。今は月に2〜3回の八ヶ岳通いをしています。
「最初から40歳になったら家を持とうと決めていたんです。
"週末・田舎暮らし"と言う話を聞いて、自分達も仕事をしているあいだは賃貸で都会に暮らし、
田舎に自宅を建てようという考えになったんです。
40代で家を持つ方は大勢いると思いますが、たまたま僕達は八ヶ岳だった。
ローンの返済を考えると、40歳位ではじめたかったのと、今は共稼ぎなので、
どんどん繰上げ返済して10年をめどに返してしまいたいと思っています」
返済が終わったら、奥様だけでも先に田舎暮らしをはじめたい、という計画だそうだ。
時間がゆっくり流れるようにお風呂とウッドデッキは広く、窓からは外の自然を絵のように切り取る。
別荘に来たら別の世界があるように、という要望が随所に工夫されている。
設計の段階でBGMに有線放送を導入、ホームシアターの計画も盛込み、 配線をすべて隠してある。
奥様のこだわりは、やはりキッチン。家相で火と水の場所が決められてしまったため、
念願のアイランドキッチンは実現出来なかったそうだが、お気に入りの対面カウンターと赤いサイドパネルが若々しさを醸し出している。
土地を探し始めたのは2000年。週末通うことを考えて自宅から3時間以内、乗馬や登山で様子を知る、八ヶ岳周辺に絞って資料請求をしたそうです。
「川崎のマンションでは常にブーンと言うバックグラウンドノイズが聞こえているんです。
試しに貸別荘に泊まってみたら、夜が静かでぐっすり眠れ、びっくりしました。建物は都内の展示場でログハウスを見て一目惚れ。
それからはインターネットや雑誌で調べ、最終的に3社を検討しました」
「二人とも読書が趣味で、書斎のために家を建てるという目的があったのですが、モデルプランで間取りは気に入っても、
こちらの要望を加えると急に高い値段を提示されたり、最初は遊び心があって、良いと思っていた会社が、
手を加えていくうちにまったく面白くない間取りになってしまったり。最終的に営業の庄司さんと設計の外村さんが、
細かい対応をしてくれたことから泉郷でHONKAにすることになりました。
地のローンを早く完済してしまいたかったので、家を建てるまでに時間があり、各社をじっくり比較することも出来ました。
ちょうどその頃、規制緩和でログ壁を積み増しして2階の天井高を稼ぐことができるようになったので、希望した通りに出来上がりました」
昨年3月に完成し約1年、その間、ここを拠点に山登りに行ったり顔なじみのお店が出来たりと、
週末が来るのが楽しみでしょうがないといったご様子「別荘は『帰ってきた』と言う感じ。
こちらで充電して1週間『さぁ、また働くぞ』と元気になれる。生活にメリハリが出来ました」と満足したご様子でした。
※取材に伺った2月5日は、泉郷から15分程の白州町にある山梨銘醸で、酒蔵開放が行われる初日。 「七賢」といえば、大泉町にある「谷桜」と並ぶ八ヶ岳南麓の銘酒。お二人とも大の日本酒好きとお伺いしていたので、見学にお誘いしました。 山梨銘醸は江戸中期、1750年(寛延3年)創業の歴史ある酒蔵です。お二人とも20種類以上並ぶきき酒コーナーでは真剣な面持ちで試飲。 その後、醸造工程の説明を受けながら酒蔵見学。短い時間でしたが、年に一度の酒蔵開放を楽しむことが出来ました。
(この記事は2005年のインタビューです)
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