暮らす人の声
大きな犬小屋に住まわせてもらっている、そんな感じで暮らしています。
周りの人達は驚いたんじゃないですか?お仕事もあったでしょうし。
一明様 そうですね。特に反対はされませんでしたが、みんな数年で帰ってくるだろうと思っていたみたいです。
紀子様 今では「コッチっぽい人になってきたね」って言われてるよね(笑)。でも、八ヶ岳は東京から近いから、みんな遊びに来てくれるし、特に母はここをとても気に入っていて、新宿から高速バスに乗ってガーデニングを楽しみによく遊びに来ています。
一明様 仕事については、会社勤めでしたらそう簡単には移住を決断できなかったかもしれませんね。私も彼女も薬剤師なので、比較的どこでも働くことができる仕事だったのは幸いだったと思います。新しい仕事を探したり、変えなくてはならないという障害がほとんど無かったですから。収入は正直減りましたけどね。
実際、ここでの暮らしはどうですか。
紀子様 ここは標高1,100メートルあるので、冬が心配でした。私は寒さが大の苦手だったので。でも10年も暮していると寒さには慣れました。人間の環境適応能力ってすごいですね。自分がいちばん驚いています。ただ、紫外線が強いのと空気が乾燥しているので、お肌へのダメージが大きいんです。そこには気を遣っています。
一明様 このフィンランドのログハウスは真冬でも暖房は薪ストーブ1台で大丈夫。ストーブ用の薪は二人で協力して用意してます。散歩の途中で伐採現場を見かけると、どんどん声を掛けます。彼女もチェーンソーを使うんですよ。もうプロ級です。